2016年03月21日

「人の悪口を言わない」

ほぼ日刊イトイ新聞 - 今日のダーリン
「人の悪口を言わない」
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・もうじきいかにも春らしい春になる。
 きみたち、正月のことを忘れてしまってはいないか?
 雪が降りそうだとか、除夜の鐘がどうの初詣でがどうの、
 決意も新たにとか、今年の抱負はとか、
 年頭の所信表明とか、どんな年になるでしょうとか、
 さんざん言ってたもんだ、きみもぼくもね。
 やっぱり、春一番がそのあたりを吹き飛ばして、
 桜が満開に咲くことで、新年の決意だのなんだのは、
 お祭りの渦に紛れて消えていくのかもしれないね。
 
 だれにも秘密にしていたのだけれど、
 ぼくは毎年、新しい年の始まりに、
 たったひとつの誓いを、こころに刻むことにしていた。
 言ってしまうと揮発してしまいそうなので黙っていた。
 祈りやら願いやらは、それこそ、
 家内安全・火の用心・商売繁盛・無病息災みたいな、
 平凡にして納得のいく様式美にゆだねていたのだが、
 じぶんのこころの約束は、しっかり考えたつもりだった。
 たった一行、たった9文字の約束だった。
 「人の悪口を言わない」と、これだけだ。
 何年か、毎年こころに誓って、毎年破っていた。
 ほんとうに守り通すのは無理かもしれないと思いつつ、
 これだけは努力してみようと、続けていた。
 
 今年の正月には、それをやめた。
 「人の悪口を言おう」と宗旨替えしたからではなく、
 証文みたいにルールで縛るのではなく、
 もっと自然に「人の悪口を言わない」ようにしよう、と。
 なんとなく、じぶんと相談してそうすることにしたのだ。
 
 そして、いま春がくるぞというそのときまで、
 ぼくは「人の悪口を言わない」で過ごしてきたか。
 いや、そうはいかなかったと思う。
 ただ、ね、しばらくそれを意識してきたおかげなのか、
 ずいぶん言わなくなっているようにも思える。
 「人の悪口を言う」ことが、
 なによりもイケナイことなのかと言えば、
 そういうものでもないような気もする。
 でも、ぼくは「人の悪口を言わない」ことを目指して、
 小人物ならではのろくでもない日々を過ごしたいのよ。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
悪口を言わないでいるうちに、思いつきにくくなるんだ。
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私は「人の悪口を言えない」。
言わない、と心に約束しているわけではなく、言えない。
悪口の言い方を知らない。
「言ってはいけない」と言われて育ってきたし、
勉強のできるガキ大将だったので、
誰かの悪口を言う必要が無かった。

でも、大人になって思うのは、
悪口は言ってもいいんだよ、ということ。

私は残念ながら、悪口を言えない呪いにかかっているけれど、
本人を攻撃するのでなければ、悪口は言っていいんだ。
人の心というのは不思議なもので、
それで心のバランスを保っている。

私はそれが出来ないから、いつも苦しんでしまう。
こんな苦しみは本当は必要のないものなんだと思う。
だから、私には難しいけれど、
これから育っていく人には、悪口の言い方を学んでもらいたい。

悪口を言って吐き出して、
まずは自分の心の余裕を確保すること。
そして、その分、誰かを幸せにすること。


drecom_fdd32 at 23:02コメント(0)トラックバック(0)考察  

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